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2008/4/14 月曜日

08年04月11日 G7

 

 

14日の朝一はユーロドルが100pp以上下落して始まるなどドル買い反応
約4年ぶりに為替のメッセージ変更となるなどドルに対するメッセージが
盛り込まれていた。この為替のメッセージは実に長時間の会議となり
足並みの違いをうかがわせている。

 

 

長時間会議の内容は、
欧州側とくに英国がドル安について『2月以降の急激な変動は好ましくない』
と主張。会議の最初は、
米・カナダ・英 VS 欧  でスタート。
米国・カナダ・英は為替はファンダメンタルに即して動くものだから仕方ない
というのが根拠だった。特に英国が反対したと伝えられている。

 

 

紛糾した後、FRBが最終的に妥協したポイントは
『ドル安がインフレ率を押し上げている』ということらしい。

 

 

G7に対する専門家の意見のほとんどは継続的な利下げを続けるドルに
対して短期的な戻りがあってもドル安の流れは変わらない、ということ。 

 

 

以下、G7関連発言集のまとめです。 

 

 

ウェーバー・ドイツ連銀総裁 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバー
「インフレの高止まりを考慮すればECBによる利下げの余地はない
「現時点では利下げを論じる余地は全くない
「余地があるとする国際通貨基金(IMF)とは見解が異なる」
「欧州やドイツの成長見通しに関するIMFの悲観的な見方にも同意しない」
「(インフレ圧力の高まりについて)しばらく続く」
「3月に3.5%の伸びとなったユーロ圏のインフレは年内3%を超えて推移し、その後低下する」
「3月の上昇で物価はピークに達した可能性がある」 

 

 

コンスタンシオ・ポルトガル中銀総裁 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバー
「国際通貨基金(IMF)による2008年のユーロ圏成長見通しは悲観的すぎる」
「(IMFの見通しが悲観的かとの問いに対し)そう思う。08年のユーロ圏成長率は
 (IMF見通しを)若干上回るだろう」

 

 

額賀福志郎財務相
「(G7での世界経済と金融市場についての議論の中で)為替についても
 当然意見交換した」
「金融の安定化に向けてG7各国はそれぞれの国の状況に応じて適宜適切に
 対応することが望ましい」
「ポールソン長官は、米経済は減速しているが基本的な成長を維持し、将来
 必ず拡大すると言った」
「日本経済は、足踏み状態だ」

 

 

ユンケル ルクセンブルグ首相兼財務相
過度な為替変動は歓迎出来ない
「過度な為替変動は経済成長に影響与える」
「為替相場の最近の動きは好まない」
「ブッシュ米大統領は「強いドルを好む」と明確にしている」
「IMF(国際通貨基金)によるユーロ圏の経済予想は悲観的過ぎる」
「欧州委員会の見通しはもう少し楽観的だ」

 

 

バートン・アジア太平洋局長 国際通貨基金(IMF)
「アジアの一部諸国でみられるインフレ高進の抑制が、各国政府にとって経済成長の 
 減速よりも優先課題になる」
「株式市場は大幅に下落しており、新規株式公開(IPO)を通じた企業の資金調達力に
 影響を及ぼしているが、アジア太平洋地域でクレジット収縮の徴候はみられていない」
「米経済の住宅市場に絡む減速の影響をまったく受けずに済むことは不可能だ」
「アジアは良好な成長を維持しているが、現在の減速から完全に切り離される
 公算は小さい」
インフレは、商品市況高による物価の大幅上昇が、ここにきて二次的影響と
 なって表れている

「インフレは地域全般で大幅に上昇している。これは当初食品と商品市況の急上昇を
 反映していたが、足元では二次的影響も表れ始めていることがうかがえる」
「インドネシアやベトナム、インド、スリランカなどの国でコアインフレが大幅に
 上昇し始め、卸売物価も多くの国で上昇していることは、利益率の圧縮や
 インフレ圧力上昇の可能性を示唆している」
「インフレは非常に大きな問題にありつつある」

 

 

財務省筋
「為替について(額賀財務大臣がポールソン長官との)やりとりはあった」
「(中国の為替制度について議論したかとの質問に)中国については(話は)出なかった

 

 

G7関係者
声明文では米経済をよりネガティブなものとして位置付ける可能性
「米経済のリセッション(景気後退)には言及しない可能性」
「新興市場の見通しは引き続き良好とする可能性」

 

 

欧州委員会のアルムニア委員(経済・通貨問題担当)
「経常収支の不均衡は世界経済が直面する最大の課題の1つであり、ユーロ圏は
 すでに調整の痛みを必要以上に負っている」
「ユーロは1999年1月の導入以来、ドルに次ぐ主要通貨に発展した。今後も
 国際的なステータスは高まる」
「ユーロの国際的なステータスの上昇は、それによる恩恵以上に、新たなリスクや
 責任をもユーロ圏にもたらしている」
「ユーロはすでに、現在も進行中の世界的な調整プロセスに公平な負担を超えて
 大いに貢献してきた」
「ユーロ圏の経常収支は全般的に均衡化しているが、無秩序の調整は(ユーロの)
 対ドルレートの一段の上昇という形でわれわれの経済に過度の影響を及ぼす
 可能性がある」
「ユーロは過大評価されている」

 

 
ポールソン米財務長官
われわれの強いドルへのコミットメントを、強い調子で再度述べる。長期的な
 ファンダメンタルズは強固で、このことが通貨の価値に反映されていくだろう」
「(G7での)各国財務相の見方は、為替相場が経済ファンダメンタルズを反映して
 いる方が良いというものだと思う。中国が今、市場で決定される為替レートを
 導入する用意があるとは誰も考えていないと思う。しかし引き続き進展させていくとは
 考えている」
「過去3―4カ月の人民元の上昇を見ると、中国は進展しており、G7の場で
 指摘され評価された」
「昨年8月以降、金融市場の緊張が続いている。市場でリスクの評価や再評価が
 行われており、この期間はいつも困難な状態だ。この先もさらに問題が待ち構えて
 いるかもしれない。この時期のわれわれの取り組みにおける最重要課題は、
 実体経済への影響を抑えることだ」
「米国の長期的な経済見通しには自信がある。しかし住宅市場の調整、そして
 高水準のエネルギー価格と金融市場の混乱は、経済成長を圧迫している。
 かなりの短期的な下振れリスクを考慮し、われわれは措置を講じている

「国際的な協力と協調は見事だった。世界的な課題に対応し強固な措置を講じるため、
 われわれは緊密に取り組み、今後も取り組み続ける。(米大統領直属の作業部会は)
 国外の当局者、財務相、中央銀行と金融安定化フォーラムを通じて金融市場の
 問題に緊密に取り組んでいる。共に取り組むことで、市場規律の強化、リスク管理
 の向上、資本市場の効率性と安定性を向上することができる」
 

 
トリシェ欧州中央銀行(ECB)総裁
「個人的にはこのテーマ(為替)に決してコメントしない。非常に敏感な問題だ」
「(G7の為替声明をどう理解すればよいかとの質問に対し)詩のようなものだ。
 それ自体が物語っている」
「(ECBが金融政策と流動性対策という2つの異なった任務をどのように遂行しているかを
 説明する中で)4%(の政策金利水準)は中期的に物価安定に貢献する」
「(ECBが利下げするという暗黙の合意がG7声明の為替に関する言及に
 つながったのかとの質問に対し)そうしたことはまったくない」
「われわれはまた、金融機関は100日以内にリスク管理慣行を強化し、ストレステストを
 行うべきだと述べた」
 

 
ウェーバー独連銀総裁
「(金融市場の)調整の主な部分が終わったことを示す最初の心強い兆候が見られる。
 若干の光明が地平線に見えている。しかし、後退の可能性も決して除外できない」
2007年全体と08年第1・四半期の損失の合計は約2250億ドルだ。
 約300億ドルがドイツ(の銀行)の分だ」

 

 

カーニー・カナダ中銀総裁
「カナダ国内の緊張は大半の主要国ほど切迫していない」
「カナダの状況は偶然の産物ではなく、われわれの金融システムの非常に力強い
 ファンダメンタルズの賜物だ」

 

 

フレアティ・カナダ財務相
「米国が景気減速と金融混乱の震源地だが、カナダを含め、G7諸国で影響を
 免れられる国はない」
「問題が一夜にして消えることはないが、多くの国でとられた大規模な行動と、
 われわれすべてがきょうここで合意した取り組みが相まって、短期、長期ともに
 有意義な結果が出てくるだろう」
 

 

 

G7メッセージ集

 

 

<08年4月・ワシントンG7> 

「前回の会合以降、主要通貨において時として急激な変動があり、われわれは
これらが経済および金融の安定へ与え得る影響について懸念している。われわ
れは、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する。われわれは、人民元
の柔軟性を向上させるとの中国の方針を歓迎しているが、経常収支黒字が増加
し、国内インフレが上昇していることに鑑み、人民元の実効為替レートのより
速いペースでの増価を促す」

 

 

<08年2月・東京G7> 

「われわれは、為替レートは経済ファンダメンタルズを反映すべきとの考え方を
再確認した。為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済成長にとって望
ましくない。われわれは、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する。
われわれは、人民元の柔軟性を向上させるとの中国の方針を歓迎しているが、
経常収支黒字が増加し、国内インフレが上昇していることに鑑み、人民元の
実効為替レートのより速いペースでの増価を促す」

 

 

<07年10月・ワシントンG7> 

「われわれは、為替レートは経済ファンダメンタルズを反映すべきとの考え方を
再確認した。為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済成長にとって望ま
しくない。われわれは、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する。我々
は、人民元の柔軟性を向上させるとの中国の方針を歓迎しているが、経常収支黒
字が増加し、国内インフレが上昇していることに鑑みれば、人民元の実効為替レ
ートのより早いペースでの増価を許容することが必要と強調する」

 

 

<07年4月:ワシントンG7> 

「われわれは、為替レートは経済ファンダメンタルズを反映すべきとの考え方を
再確認した。為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済成長にとって望ま
しくない。われわれは、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する。多額
かつ増加する経常収支黒字を有する新興市場エコノミー、特に中国の実効為替レ
ートが、必要な調整が進むように変動することが望ましい」

 

 

<07年2月:エッセンG7> 

「われわれは、為替レートは経済ファンダメンタルズを反映すべきとの考え方を
再確認した。為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済成長にとって望ま
しくない。われわれは、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する。多額
かつ増加する経常収支黒字を有する新興市場エコノミー、特に中国の実効為替レ
ートが、必要な調整が進むように変動することが望ましい」
 

 

<06年9月:シンガポールG7>

「われわれは、為替レートは経済ファンダメンタルズを反映すべきとの考え方を
再確認した。為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済成長にとって望ま
しくない。われわれは、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する。多額
の経常収支黒字を有する新興市場エコノミー、特に中国の為替レートの一層の柔
軟性が、必要な調整が進むためには望ましい」
 

 

<06年4月:ワシントンG7>

「われわれは、為替レートは経済ファンダメンタルズを反映すべきとの考え方を
再確認した。為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済成長にとって望ま
しくない。われわれは、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する。多額
の経常収支黒字を有する新興市場エコノミー、特に中国の為替レートの一層の柔
軟性が、必要な調整が進むためには望ましい」
 

 

<05年12月:ロンドンG7>

「われわれは、為替レートは経済ファンダメンタルズを反映すべきとの考え方を
再確認した。為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済成長にとって望ま
しくない。われわれは、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する。われ
われは、中国の通貨制度の更なる柔軟な運用が、世界経済および国際通貨制度を
よりよく機能させ、より安定させることを期待する」
 

 

<05年9月:ワシントンG7>

「われわれは、為替レートは経済ファンダメンタルズを反映すべきとの考え方を
再確認した。為替レートの過度の変動や無秩序な動きは、経済成長にとって望ま
しくない。われわれは、引き続き為替市場をよく注視し、適切に協力する。われ
われは、最近中国当局が自らの為替レート制度において更なる柔軟性を追求する
こととした決断を歓迎する。われわれは、より市場を志向したシステムを更に進
めることが、世界経済および国際通貨制度をよりよく機能させ、より安定させる
ことを期待する」
 

 

 

 
FX編集長   

 

 

 

2008/3/25 火曜日

<ポールソン・ボンド=ドル急落リスクとミスター円のドル円60円説>

 

 

ポールソン・ボンドについて前回の稿で説明しましたが、

ポールソン・ボンドが実際に行われた場合のリスクにつ

いての記事です。
 

 

その前に・・・
長引くサブプライム問題をもう終わったのでは
前回のドル円95円を買いそびれて残念!
とそろそろ多くの人が思っているかもしれません。

 

 

が、まだまだサブプライム問題は全く解決はして 

いません
 

 

根拠は『欧米の投資銀行や証券会社のまだまだ 

 評価損は拡大している』
からです。すでに先週ゴールドサックスやリーマンブラザーズの第4四半期の決算が発表されましたが予想

より良かったものの評価損は拡大しています。
しかもこの2社はもともとサブプライム問題のいわば

勝ち組でゴールドマンはサブプライム問題で利益さえ

上げていた企業です。もともとダメージの少ない

会社でした。
 

 

とにかく、サブプライムローン問題の根本的な解決策 

がFRBや米政府によって出されていないので、安易

に金融不安が終わったと考えるのは危険です。
 

 

ただ、せっかく盛り上げてきた世界的好況が完全に 

リセッション(景気後退)
してしまうことだけは避けるべき
でサブプライム

問題の収束にむけた政策を打ち出そうと政府は

考えています。
 

 

公的資金注入ポールソン・ボンドがそうです。 

内容は前回の稿を参照してください。
 

 

公的資金注入は今のところポールソン・ボンドよりも 

実現性が高く政府は公式会見では否定をしながらも

マスコミにリークしていると言われています。ポール

ソン・ボンドは財務省もブッシュ大統領も大反対で

『ない』と言っていますが、この政策はサブプライム

 ローンの債権者を直接救済する措置でサブプラ

イム問題そのものはこれで解決するはずだと考え
られています。

 

 

ではなぜ反対かというと、ボンドとは債券規模は 

8000億ドルから1兆ドルの債券を新規発行する

こと=これだけ巨額の発行は急激なドル安リスク

をもたらすと同時にドル価値の急落が容認できない
レベルのインフレをもたらす可能性があるということ

になるからです。
(1兆ドル=約100兆円>日本の国家予算・・・!)

 

 

例えば戦争中に、資金調達をするために国が大量の 

紙幣を発行したために急激なインフレが起こった・・・

という過去の例を思い出していただければ分かりや

すいかと思います。日本の国家予算以上のドルを

印刷することの規模を考えればリスクが非常に

高いと考える必要があります。
 

 

では完全にこの選択がないかというかといえば 

答えは『NO』だからやっかいなのです。それだけ

サブプライム問題がでかいということでもありますが、

もしサブプライム問題を今年の夏あたりまでに乗り

越えられないとなると、すでにジャブジャブになり

つつある米国の資金流動性とリセッション(景気後

退)による株価低迷でまさに日本の米国版『失わ

れた10年』になるかもしれないリスクがあるから

です。
 

 

編集長として、ポールソン・ボンドを書いた 

理由は、ポールソン・ボンドが実現性を帯び

てくれば再び急激なドル売りが炸裂し、ドル円も

例外なく80円台やもしかしたら70円台まで急落

する可能性があること、ユーロドルなどはもっと

上昇し、2.0000の大台達成の可能性がありドル

売りをすれば誰もが儲かる相場になると考え

られる大材料!だからです。迷わずドル売りを

しましょう!
 

 

今度こそ安いから拾おう!ではないということを 

ご認識ください。今のところ実現性は低そうです

が、知っているのと知っていないのとでは大きな

差だと考えます。
 

 

さて、次にミスター円こと榊原英資・元日本大蔵 

省財務官がこのところテレビでドル円80円有り得

ると発言、その次の日は70円有り得ると発言、

数日後ドル円60円も有り得ると発言したそうです。
(沖縄のテレビを見ている人から寄せられた話、編集

長は直接見てません)

り得るかそうでないかの話は、相場なので有り得る

という話に対して絶対無いとか批判することはナンセン

スですが、あるとすればやはり『ポールソン・ボンド』

しかないのではと考えます。
 

 

逆にいえば『ポールソン・ボンド』がなければそこまで 

はいかないでしょう。ということは現時点では実現しな

いレートと考えます。有名な人が言うので不安になった

という声が寄せられてますが、具体的な根拠を探して

みてください。
 

 

近々、『2008年人民元再切り上げ』の取材を考えて 

います。4月G7後くらいに記事としてまとめられれば

と思っております。

 

 

編集長人気ブログ

 

 

2008/3/19 水曜日

<サブプラ問題収束への飛び道具二つ>

 

 

 

今回の記事は、とっておきです。サブプラ問題で円売りポジションを
がんばって持っている人にとっては安心できる具体策です。 

 

 

サブプラ問題収束へのとっておきの飛び道具とは、
『米国政府による公的資金注入』と『ポールソン・ボンド』です。 

 

 

『米国政府による公的資金注入』 

 

 

日本はこれを行うのに10年かかりましたが、米国は1年そこそこでやるそうです。
その次期は、6月の中間期末に照準をあわせて考えると、5月です。
公的資金注入は資本の増強です。日本で公的資金が注入されその後株価が急回復
したのはまだ記憶にあたらしいのではないでしょうか。
要するに公的資金注入は『大底』になります。
円売りポジションを持っている方はここまで耐え抜きましょう。

 

 

『ポールソン・ボンド』

 

 

これは、米財務長官ポールソンが諸悪の根源『サブプライム問題』に対応した
飛び道具です。からくりは、サブプライムローンをポールソンボンド(2年もの
国債)に切り替えれば借金の2%分を政府が負担し、15年ぐらいで返済する
仕組み。返済負担は軽くなるし、元本の一部を返すことも可能になる。

 

 

FRBの継続追加利下げは、抜本的な政策にはなりえない。あくまで短期的に
株式市場の下落を食い止めるもの。そしてドルキャリートレードといわれる
わかりやすい相場も、円キャリートレードが弾けたようにずっと続くわけでは
ない。必ず崩れる。ただ、もう少し時間がかかるだけ。 

 

 
そしてサブプラ問題が終わって待っているものは、悲しいかな、ジャブジャブ
にあふれた流動性資金の行方である。歴史は繰り返す。再び強いドルの復活。
米国には強いインフレ懸念がある。利下げが終われば次は利上げ。前FRB議長の
グリーンスパン氏は最悪10%くらいまで金利を引き上げなければならないかも。
といっている。

 

 

いずれにせよ、究極の飛び道具工作まではサブプライム問題は解決しない。

 

 

 
FX編集長
 

 

 

2008/2/27 水曜日

<オプションと個人投資家>

FXのニュースで見かける『オプション』についてまとめました。
基本的な説明とニュースの読み方を中心に書いております。

 

 

まずオプションにはプットとコールがあります。 

 

 

◆プット=売る権利 

ドル円の現在値が110円の時点において、1週間後にドル円が
109円まで下がると予想した場合、単純に110円のドルを売る権利
を購入した場合は「110.00円のドルプットを買う」と表現されます。
これはドルを売ることと同じ意味です。そして1週間後、ドル円
が109.00円まで下がれば、このオプションを行使して1.00円の
利益を得ることが出来ます。

 

 

◆コール=買う権利 

ドル円の現在値が110円の時点において、1週間後にドル円が
111円まで上がると予想した場合、単純に110円のドルを買う権利
を購入した場合は「110.00円のドルコールを買う」と表現されます。
これはドルを買うことと同じ意味です。そして1週間後、ドル円
が111円まで上がれば、このオプションを行使して1.00円の
利益を得ることが出来ます。

 

 

◆コールのショート=「買う権利」を売ること 

ドル円の現在値が110円の時点において、1週間後にドル円が
109円まで下落すると予測した場合、109.50円でドルを買う権利
を売却すれば「109.50円のドルコールを売る」と表現されます。
これはドルを売ることと同じ意味になります。思惑通り1週間後、
ドル円が109円まで下落すれば、このオプションのプレミアム分
の利益を得ることができます。

 

 

◆プットのショート=「売る権利」を売ること

ドル円の現在値が110円の時点において、1週間後にドル円が
110円まで上がると予測した場合、110.50円でドルを売る権利
を売却すれば「110.50円のドルプットを売る」と表現されます。
これはドルを買うことと同じ意味になります。思惑通り1週間後、
ドル円が111円まで上がれば、このオプションのプレミアム分
の利益を得ることができます。

 

 

◆プレミアム=オプションの買い手が支払うオプション料 

プレミアム自体は本質的価値と時間的価値から構成される。本
質的価値は、そのオプションを行使したときの価値で、権利行
使されたときに発生する。すなわちコールOPであればスポット
価格が行使価格を超えている場合、プットOPであればスポット
価格が行使価格を下回る場合、それぞれの差が該当する。

時間的価値は本質的価値を超える価値を意味し、権利行使期日
までの期間中に予想される変動率や金利によって決定される。
これらスポット価格が動くことによって生じる本質的価値の変
化や満期までの期間が短くなることや変動率の変化によって生
じる時間的価値の変化で、プレミアムの変化に繋がる。


 

 

ここまでが基本です。 

 

 

さて、次に 


 

 

☆イン・ザ・マネー=オプションが本原価値を有している 

ドル円が110円の時にドルコールOPを買った場合、110円未満で
OP権利を行使すれば利益を得られる。要するにそのオプションが
利益のある状態。

 

 

☆アウト・ザ・マネー=オプションが本原価値を有していない 

ドル円が110円の時にドルコールOPを買った場合、110円以上で
ドルを買う権利を行使しても利益は得られない。要するにその
オプションで損をしている状態。

 

 

アット・ザ・マネー=ストライクがその時のスポット価格と一致 

ドル円が110円の時、ドルコールを買うといった場合、スポット価格
が110円の状態である。要するに損益がない状態。

 

 

オプションストライク 

オプションでは110円といった具体的に売り買いする値段を決めるの
ですが、この値段をオプション・ストライクと呼びます。

 

 

権利行使期限 

 オプションに設定されている権利行使期限のこと。東京カット
およびNYカットで期限が切れたその瞬間から、権利は消滅する。

10月31日東京カットで権利行使期限を迎えるドルコールやドル
プットオプションを持っている場合、東京15時を過ぎた時点でその
オプションの権利を失う。もし利益が出ていても、権利を行使しない
限り利益も消滅する。

 

オプションの防戦売りまたは防戦買いなどは、その権利行使期限の
直前まで続くことになる。

 

 

ここからが重要!(オプションの種類) 

 

 

オプショントリガー 

ある値に達すると、オプションの実行、または消滅が起こり、価格
が大幅に変動する。変動を狙うマーケット参加者と、それを食い止
めたい参加者の思惑が激しく交差するポイントのこと。

 

 

ノックインオプション 

設定した水準に達したときに権利が発生するオプション

ドル円が110円のとき、行使価格110.50円のドルコールオプション
を買う。(オプション発生レートは114円・プレミアムは2円)
その後、行使期日までにレートが114円になれば権利が発生する。

 

 

ノックアウトオプション 

設定した水準になったらオプションが消滅するオプション

輸出企業が110円のドルプットのノックアウトオプションを購入
して、ドル建て資産をヘッジする。(オプション消滅レートは
105円・プレミアムは2円)行使期日までにレートが105円になれ
ば権利が消滅する。

 

 

ダブルノータッチ 

オプションが110円と115円にあった場合、両方つかない、という
状態。=110〜115円の範囲で推移しているということ。

 

 

超大事! 

 

 

防戦 

防戦とはオプションの設定価格にならないようにする行為。

ドル円が105.20円の時に105円に大量のオプションがあるならば
当然105円にならないように仕掛けている側が必死でドル円を買う
ことになる。よって、105円がなかなかつかずに底堅くなる。
しかし、防戦買いもむなしく105円をヒットした場合は大量の
ストップロスを誘発する可能性が高く、相場が大きく動く。

 

これはデイトレーダーが順張りをする理屈でもある。
上抜けたら買い、下抜けたら売り。
安いから買い、高いから売りとは根本から異なる戦略になる。

 

どちらがいいかという点に関しては答えはないが、著名投資家
などは順張りを勧める人が圧倒的に多い。

 

逆に、逆張りで有名な著名投資家はバフェット氏
割安だとリサーチできているものはとにかく買う。
他に直近の例では政府系ファンドやオイルマネーが該当する。
資本力がケタ違いだからできるともいえる。

 

 

オプションの規模 

ドル円1本=100万ドルである。これはFXで取引単位“100”
に相当する。100本=FX取引単位“10000”である。
リアルタイムニュースで「ドル円105円に数千本のオプションが
並んでいる」とかあればそこには「FX取引単位“10万〜99万”」
もの注文があるということ。

 

2007年インターバンク勢がドル円を売っても売っても下がらない
くらい日本の個人投資家によるドル円買いが厚かったといわれる。
それでも「FX取引単位“10万〜99万”」なんて買いが日本の個人
投資家で集まることはない。オプションの規模のすごさを垣間見る
一瞬である。

 

 

取引をしながらオプションを探すには 

オプションは、それ自体がどれくらいの玉がどのレートに
あるか分かってしまうと意味がないので正確にはわからない。
あくまで「噂」レベルでしか伝わってこない。しかし、別に
わからなくても推測はできる。

 

チャートを開き、水平線を引いて明らかにレンジとわかる
(ドル円が105円〜110円で推移してればオプションは105円と
110円に存在する)ポイントがオプションストライクだ。
ユーロドルの1.5000が非常に重いとなれば、明らかに大量の
オプション
が存在する。

 

ここで取る行動は、1.5ドル手前で戻り売りか、1.5ドルを超えれば
逆指しの買いを用意するか即成り行きで買い。まさにセオリー
だが、ほんとにこれをやっていればいくらか取れていたはずだ。
(08/02/27参考)

 

 

取引に活用すべき点 

オプションを探ったら、特に分厚そうなオプションの位置
予想する(慣れ)。レンジになるようだとしばらくレンジ取引。
抜けたらとにかくついていく。レンジ期間が長いほど取れる
はず。これが鉄則となる。

 

 

他人の不幸は蜜の味

「オプションがある=そこにストップロスがある」
と理解しよう。株でも為替でも、ストップロスの力はすさまじい。

不謹慎な書き方かもしれないが、損をしている人が多いときにこそ、
一番儲かるのである。サブプライム長者しかり。

 

 

 

 

 

 

出稿先
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FX編集長

 

 

 

2008/2/6 水曜日

<2月は欧州で決算発表>

 

 

 

7日のドイツ銀行を皮切りに欧州金融機関の決算発表が本格的に
スタートする。市場の注目が金融機関よりもモノラインに徐々に
移行しつつあり、事前にマーケットの反応を読むのは非常に
困難と言えそうだが、材料難の際には突如として注目度が高まる
可能性もあるので注意。
 

 

 

2月07日 18:00 ドイツ銀行
2月12日 15:00 クレディ・スイス
2月14日 15:00 UBS
2月19日 未定  バークレイズ
2月20日 未定  BNPパリバ
2月20日 未定  ING(蘭・総合金融機関)
2月21日 15:00 ソシエテ・ジェネラル
2月21日 15:30 アリアンツ(独・最大手損害保険会社)
2月27日 未定  HBOS(英・再大手住宅金融会社)
2月28日 未定  RBS
3月03日 未定  HSBC

 

 

 

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2008/1/30 水曜日

<世界の株取引時間>

 

 

<世界の株取引時間>

 

 

(全て日本時間の冬時間表記)

 

 

日本  09:00〜15:00
中国  10:30〜16:00
香港  11:00〜17:00
インド 13:25〜19:00
英国  17:00〜01:30
ドイツ 17:00〜01:30
欧州株 17:00〜02:30
米国  23:30〜06:00

 

 

である。欧州時間と米国時間の重なる23:30〜01:30
の2時間は、最も取引量が多くなる時間帯でもある。 

 

 

また、デイトレーダーは気がついている人が多いと思うが
英国や欧州が参入してくる17時という時間帯も、アジア
市場とは流れが違う展開となる目安である。
 

 

 

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2008/1/23 水曜日

<投資家恐怖心理指数VIXはまだまだ高い>

 

 

 

2008年1月22日22時21分、米国が緊急利下げ(FF金利を
4.25%から3.50%へ)
を行った。が、VIXはNY引けでまだ30を
超えており
油断は出来ない。

 

 

 

22日のNYは、
VIX=37.57(23:39)で最大となり
NY引け時点で
VIX=30.86(23日6:00)となった。
 

 

 


VIX=37.57の時点での主要通貨のレートは
 


 

 

 

ドル円  =106.25-30円
ユーロ円 =154.55-60円
ポンド円 =207.10-20円
豪ドル円 =91.90-00円
ランド円 =14.75-80円
ユーロドル=1.4545-50ドル
ポンドドル=1.9500-10ドル
 


となる。
 

 

 

VIX指数のMAX値は大底といわれているが、大底といわれている
値は40を目安にするようだ。
 


 

 

 

現在、為替は株次第となっているが、FRBの下した緊急利下げは
実体経済への影響を避けるための政策。根本的なサブプライムの
問題は未対応といった点がいずれ蒸し返される可能性が高い。
 

 

 

 


(米国の住宅関連の指標は統計的に08年4-6月期までは悪化する
データが出ているので、米国経済はどうやっても今後減速せざるを
得ない。多くのアナリストが08年前期は景気後退というのは
サブプライムを含めた住宅関連のマクロ的要素が利下げをしようが
改善されないからだ。)

 

 

 

そして、本日発表になるが、英国のGDPも要注意。
理由は、米国の次に景気後退を迎えるのは英国と言われている
からだ。英国も米国と同じく住宅絡みの指標が悪い。状況は
米国と似ている。

 

 

 

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2008/1/21 月曜日

来た!サブプライム第2回目のセリングクライマックス!

サブプライム第2回目のセリングクライマックスが
 

 

2008年1月18日(金)のNY時間で始まった。
そして流れは翌週に引き継いだ。

 

 

今日は1月21日(月)。東京時間の日経平均は535円安の13325.94円引け
現在16:25。インド・中国株も相当下がっている。
ポンド円208円割れ。ユーロ円155円割れ。

 

 

しかしセリングクライマックスはようやくここからだ。
VIX指数は18日(金)のNY、日本時間19日の朝2時にMAXの29.30まで上昇
NY引け日本時間19日の朝6時には27.57で終了

 

 
FX編集長が基準としている27以上にようやく足を突っ込んだ形となっている。
 

< ここから上はどこまでいくかわからないが35前後をまずは基準とすべき。

 

 

セリングクライマックスはとにかくデイトレがもうかる。
NYは今日債券のみ短縮取引。
最近のパターンではどこかの市場が休場のときにボラティリティが
非常に高まるという法則があるので、おそらくFXデイトレーダーとしては
寝られない日々となるだろう(燃)

 

 

(注) : VIX指数とは、シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ・インデックス
のことで
米株投資家の恐怖心理度合いを示す指数として知られている。 (参考:VIXチャート

 

 

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2008/1/15 火曜日

<今後のサブプライム関連行事予定>

 

 

15日(火)
BOEによるポンド資金供給
シティグループ決算発表(20:30)

 

 

16日(水)
JPモルガン決算発表(21:00)

 

 

17日(木)
英独仏伊財務相会談「金融市場の混乱について」
バーナンキ下院で議会証言(24:00)

 

 

21日(月)
キング牧師誕生日(米債権のみ短縮取引)

 

 

22日(火)
バンクオブアメリカ決算(時間未定)

 

 

28日(月)
ブッシュ大統領一般教書演説
〜対サブプライム、個人・企業に税制優遇特別措置〜

 

 

29日(火)
英ブラウン首相
〜サブプライムについて会合予定〜

 

 

 

以上が超重要予定。
とりわけ17日の結果が待ち遠しい。
欧州側からの介入とバーナンキの発言がきっかけで
大幅反発が期待できる。

 

 

その前にシティとモルガンの決算発表でセリングクライマックスが
起きれば大底買いに繋がる可能性がある。 

 

 

世界の経済成長率は下方修正となっても、新興国が下支えし
5%以上の成長率は確保できる見通し。
目先はまだ不安が残るが、いずれ強気に戻ることは誰しもが
確信できることだろう。 

 

 
キャリートレードは終わらない!

 

 

 

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2008/1/8 火曜日

干支とFX、2008年

 

 

「辰巳(たつみ)天井、午(うま)尻下がり、未(ひつじ)辛抱、
申酉(さるとり)騒ぐ、戌(いぬ)笑い、亥(い)固まる、
子(ね)は繁栄、丑(うし)つまずき、寅(とら)千里を走り、
卯(う)跳ねる」。

 

 

相場格言です。
2008年は子(ねずみ)年ですから、『繁栄』!です。 

 

データ的には
 

ねずみ年

 

1996年は橋本内閣発足、日本版金融ビッグバン構想
1984年は日米円ドル委員会設置合意(翌年プラザ合意)

 

 

<参考>
1985年はプラザ合意で円高が加速した年
1995年はドル円史上最安値79.75円をつけた年
1997年にアジア通貨危機
 

 

子(ねずみ)年よりも丑(うし)年の方が事件が多いようです。
ちなみに丑(うし)は『つまずき』ですから当たってますね。 

子(ねずみ)年の為替に関する出来事はとくにありませんでした。
特徴としては、高値が12月で安値が1月となるまさに『繁栄』
のような動きをしていることでしょうか。
 

 

2008年の行事予定で大事なものはなんといっても 

2月5日、メガチューズデー(米大統領選の前哨戦)
3月19日、福井日銀総裁任期満了
8月8日、北京オリンピック開催(24日まで)
11月4日、米大統領選

 

 

で、他に為替を取引する上で超重要なG7はいまのところ
2月9日、4月下旬に予定されている。年3回くらい開催されるので
下半期にも開催される予定です。
 

 

結論!
 

 

個人が勝つには、とにかくスワップを得ること。
キャリートレードは終わらない!
ただし、急落時はとにかく買いに固執しない。
両建てになってもいいので急落時は売りを。
 

 

今年も遅くなりましたがよろしくお願いします。
  

 

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