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2008/7/4 金曜日

【 ユーロ/円の見通し = 方向性乏しく、目先はボックスか 】

 

昨日は上ヒゲを残した陰線引け。一時は6月26日に記録した高値169.44円に接近する局面も見られたが勢い続かなかった。注目のECB理事会で0.25%の利上げを実施する一方で、トリシェ総裁は会見で「将来に対し、いまはバイアスない」としたハト派発言が嫌気され、失望売りが優勢な展開に。
 

テクニカルには、連日トレンドが変わる猫の目相場で明確な方向性を見出しにくい。なんどかミソをつけた168円半ばから上のレベルは、やはり買いにくいイメージだ。しかし、一方で下値リスクが特段高いというわけでもなく、166-169円といった3円程度のボックス相場が当面続く可能性を否定出来ないのかも知れない。また、本日に限ればNYが休場となることもあり、形成レンジはさらに狭まったものとなりそうだ。
 

一方、本日は東京タイム19:00に5月の独製造業受注が発表されるほか、リーブシャーECB理事による会見が予定されている。

2008/7/3 木曜日

【 ユーロ/円の見通し = 下値不安払拭か、リスクは再び上方向に 】

 

2日連続の陽線引け。アルムニア欧州委員が「ユーロは過大評価されている」と発言、またラガルド経財相からは「ECBはインフレリスクのみに注視し、成長には目を向けていない」とのコメントが聞かれたものの、ともに影響は限定的なものにとどまった。それよりも、米ドル安を嫌気した資金逃避の動きなどが優勢でユーロは買われ易い環境に。
 

テクニカルには、前日まで台頭していたユーロの下値不安が払拭された。直近高値169.44円を起点とした下げ幅のフィボナッチ61.8%戻しに当たる168.15円レベルをしっかりと超えており、次のターゲットは100%戻しとなる。それに対するユーロのサポートは167.76円に位置する一目均衡表の転換線など。
 

一方、本日は東京タイム17:00に6月のユーロ圏総合PMI確報値など、18:00に5月のユーロ圏小売売上高が発表されるほか、20:45にECBの政策金利発表、21:30からはトリシェECB総裁の記者会見が予定されている。

 

 

2008/7/2 水曜日

【ユーロ/円の見通し】    08/07/02

 

昨日は下ヒゲを残した陽線引け。ECBが今週実施される理事会で利上げを実施するとの見方が有力ながら、シュタインブリュック独財務相が「ECBの利上げはインフレを抑えるが、経済にも影響がある」と発言したことがユーロ買いの足枷となっていた。なお、発表された5月の独小売売上高指数は予想を大きく上回ったものの、6月の独雇用統計はマチマチな内容に。
テクニカルには、連日の目立つ下ヒゲ。ともにその長さは1円を越えるものとなっている。ユーロの下値不安が完全に払拭されたわけではないものの、足形からすると下値でユーロを積極的には売りにくい地合いにあると言えるだろう。ザラ場はともかく、クローズベースでは本日も移動平均の21日線(166.85-90円)がユーロのサポートとして意識されそうだ。ちなみに、ザラ場ベースのサポートは2日連続で下げ止まっている168.10円レベル。
一方、本日は東京タイム18:00に5月のユーロ圏生産者物価指数が発表されるほか、トリシェECB総裁やトゥンペルグゲレルECB理事、アルムニア欧州委員が講演を実施する予定となっている。
 

2007/10/24 水曜日

株価動向引き続き注視、115円台の定着なるか?!=東京見通し

 

ここ最近の為替相場は、日欧米などの株価動向に左右されやすい展開が続いていることは周知のこと。本日も基本的には株価にらみの相場展開が予想されることになる。
昨日のNY株高やシカゴ日経平均先物などからすると、本邦株価も堅調推移が予想されるものの、本日以降9月中間決算の発表が本格化することがやや気掛かり。本邦株価は米株価の動向などより、企業決算の内容に左右される可能性を否定出来ないだろう。

 

テクニカルには、昨日欧米タイムに一時115.04円をつけているが、15日に示現した今月高値117.94円を起点とした下げ幅のフィボナッチ38.2%戻しに当たる「115円前後の壁」を明確に越えることは出来なかった。ちなみに筆者の採用しているデータでは、前述した38.2%戻しは115.04円で昨日高値とピタリ合致する。いずれにしても、昨日上値トライが失敗した感のある115円前後の攻防には引き続き要注意。
一方のドルサポートは114円レベル。ちなみに、そのレベルに近い113.55〜94円は週足「フィボナッチ・ゾーン」のファーストサポートにも当たっている。

 

 

2007/10/22 月曜日

株価動向など注視、突っ込み売りにも要注意=東京見通し

 

テクニカルには、攻防の分岐点として非常に重要なゾーンであった115円を割り込んだばかりか、本日早朝にはギャップを空けた格好で寄り付くと一時113円台半ばまで下落する局面も見られた。ちなみに、それを受けてドルは9月安値112.61円を起点とした上昇幅の76.4%押し(113.87円)についても割り込んだことになり、次のターゲットは100%戻しの112.61円となる。一朝一夕ということではないにしても、さらなるドル安進行には注意をはらいたい。

 

本日東京タイムは目立った材料が見られない。ただし、先週末のG7声明を東京勢が如何なる解釈をつけてくるのかがポイントのひとつになるだろう。また、先週末に大幅安で終了したNYダウを受けての日本やアジア株式の動向にも要注意。日本株に限れば、シカゴ日経平均先物などの動きを参考にすれば大幅安で寄り付くことは避けられそうにない。株安を受けた円買い戻しが続く可能性もある。
リスクは当然円高方向で、目先的にはいま一段の円高進行を否定出来ないが、経験則からすると月曜日早朝の動きはダマシに終わることも少なくない。追いかけての円買いにも一応警戒しておいた方がよいだろう。

 

 

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斎藤登美夫
プロフィール
大学卒業後、雑誌編集者を経て為替専門情報社に入り、約13年間の記者生活を送るが2004年4月末で退職し独立。現在は個人向け為替情報会社『エフエックス・ニュースレター』の代表を務める。 為替ディーラー、アナリスト、ヘッジファンド・マネジャー、霞ヶ関など豊富な人脈を生かした分析や見通しを始めとする情報の提供には為替専門情報社時代から定評がある。現在、個人向け24時間為替情報『Market Win24』に情報を提供中。
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